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250字で花言葉
追 憶 (アスター)
夏樹 2012/9/29
夏樹は部屋に写真を飾らない。
飾った写真を見た誰かに「夏樹って女々しいね」と笑われることよりも、陽に焼けてしまうことの方がずっと嫌だった。
写真が色褪せるのと同時に、思い出までもが一緒に色褪せてしまうように感じたからかもしれない。どんなに強烈な光を放っていた出来事でも、時がたてば過去になっていくのだと、もうそこにはいられないのだと、否が応でも思い知らされるようだった。
けれど陽に晒さず大切にしまっていれば、写真はいつまででもきれいなままでそこに残る。
だから夏樹は、これからも写真を飾ることはないだろう。
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過去にこだわっていそうな夏樹というイメージ。
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