250字で花言葉
心 を 揺 さ ぶ る (小判草)
丈 2013/9/22
シャリン…
耳に馴染んだあの音が聞こえた気がして、丈はとっさに書類から顔を上げてロビーに目を向ける。もしかしてと思ったが、求める姿はどこにもない。
時計を確認し、それもそうだと息を吐く。時計の針は午後の四時を過ぎたばかり。この時間なら、清音はまだ学校の教室にいる頃だろう。
珍しく丈の机には午後になって回されてきた「今日中に」の指示付き書類が積まれ、そういえば昼休憩を終えてから煙草の一本すら吸えていなかった。誰かの鞄についたキーホルダーの音を勘違いしてしまうあたり、よほど疲れているらしい。
(……重症だな)
------------------------------------------------------------------------------------------
清音くんの刀についてる鈴の音がきれいだなと思います。
仕事中つい清音くんのことを思い出してしまう丈さん…。