250字で花言葉



明 日 へ の 期 待 (吾亦紅)
丈 2013/10/19


 カーテンの隙間から光が差し込んでいる。
 冷え込みに体を震わせ、起きあがってみればソファの上だった。酒からくる眠気には勝てず、帰宅するなり沈み込んだのを思い出す。寒さを承知でベランダへ出ると、懐かしい夜明けの景色が広がっていた。

 幼い清音を起こさないよう布団を抜け出した日々はさほど昔のことではないのに、今ではその清音が自分に代わって街を見回っている。
「……おはよう清音」
 今は行く先が見えずに立ち止まるしかできなくても、いずれは再び歩き出すはずだと自分を信じている。ただ、寝不足の目に朝日がまぶしく沁みた。


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   丈さんと清音くんは相棒時代同じ部屋に暮らしていたと信じてます。
   MESSに取り込まれていたことを思い出しては寝られない清音のために、
   丈さんはしばらく一緒に寝てくれたかもしれません。

   誰も知らない、ガッチャマンションではないどこかの部屋で、
   ひとり朝日を眺める丈さん。



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