250字で花言葉



無 垢 & 真 心 (山茶花&はぜの木)
幸村:現代 2011/11/16


 今までにも何度か似たようなことはあったが、結果的に佐助はいつも近くにいた。きっと今回もまだ間に合うはずだ。
「学科が終わってんのは知ってるだろ」
 確かに筆記試験は全日程が終了していた。それは受験した当人が一番よくわかっている。
 推薦入試から補欠合格に至るまで試験の種類をひたすら思い浮かべ、一つの可能性に辿り着く。
「センター利用はどうだ」
 倍率が非常に高いと聞いたことはある。しかしこのタイミングで切り出してきたのは佐助なのだから、彼が気づいていないとは考えにくい。
 佐助は困ったように笑った。
「気づかれたか」

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   花言葉にこじつけるようになってしまいました。続き書きたくなってしまって……。

   佐助は自分から離れたがるけど、幸村が来いと言うならもちろん着いていきます。
   幸村次第でまだ修整ができるよう、手段(道)はちゃんと確保してあるのが佐助。
   センター利用でも合格できるくらいの点を取れているからできる芸当ですね。



* * *



私 を 信 じ て く だ さ い (菊)
佐助:戦国 2011/11/23


 年齢か絶対量か。
 成長した後も力を保てた異能持ちは、その持てる力を全て使い果たすと徒人になる。
 一方、闇を使いこなす稀有な忍として真田家次男付きとなった佐助は、
「使えない道具に価値はない」
年若な主にそう言い聞かせてきた。
 佐助としても必要とされる道具でありたいので、力の枯渇は避けたい事態である。
 とはいえ力を使い惜しむことはなく、日々できる限りの働きをする。
「さすがは佐助、日の本一の忍よ!」
 名が上がるたび、主はそれはそれは誇らしげである。

 せめて底が見えるまで、主にとって他の何よりも役に立つ道具でいたい。

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   異能は年齢を重ねるうちに使えなくなる人が多くて、使い切るとなくなる。
   佐助は力を忍働きにも応用するので、その分人より使っている量が多いのです。
   力がなくなって旦那の役にたてないのは嫌だな〜って思う佐助。
   幸村は佐助がただの忍になってもかまわないと言うかもしれないけど、
   佐助には幸村の一番使い勝手の良い道具でありたいという矜持がきっとある。



* * *



利 益 (葉牡丹)
佐助:戦国 2011/11/27


 久しぶりに屋敷を訪れると、幼い主が我侭になっていた。
 この少年が家督を継ぐことは確実なので、お付の人も苦言を呈して不興を買ってはたまらないのだろう。
「程度の低い主なんて真っ平だね」
 忍は使い捨ての道具には違いないが、無駄遣いできるほど安くはない。
 将来この主に顎で使われる身としては、否が応にでも成長してもらわなくては困る。
「自分の面倒くらい自分で見ろよ」
 先々代の長はこの少年に主としての資質を見ていた。ではその見込み通りに成長してもらおうではないか。
 どんな宝だろうと、持ち腐れてはもったいないだけだろう。

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   真田屋敷の人たちは、佐助が思うほど弁丸にやりたい放題させてはいません。
   でも佐助も大人になりきれていないので、弁丸の幼さが余計に気になる。
   弁丸が9歳くらいで、佐助が16歳くらいのつもり。



* * *



結 果 論 (エゾギク)
真田主従:戦国 2011/11/28


 大きな足音と共に光が差し込んだ(障子が外れるほどの勢いだった)。
「待て佐助。俺とてわかっていればしなかった。だがあの場合は……」
 一応弁明というものを試みる(通じないだろうとはわかっていた)。
 その瞬間、ざわりと部屋の空気が揺れた(気がした)。
「わざとじゃないって?」
「そうだ。偶然だ」
「じゃあちょっと言わせてもらうけどさ」
 佐助は事の起こりから一つ一つ検証を始めた(先人も立て板に水とはよく言ったものだ)。
「俺が悪かった」
 反射的に謝罪の言葉が出る(真顔で滔々と諭されてはたまらない)。
「もうしない。許せ」

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   幸村が何をしたかはご想像にお任せします(笑)



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純 愛 (茶)
幸村:戦国 2011/11/29


 佐助は木の下で、光を避けるようにして立っていた。
 その姿に、佐助には代わりがいないのだと今さらながら思った。
 土壇場の今だからこそ身に染みて感じるのかもしれない。
「俺も一緒に行ってやる」
 連れて行けと、佐助に向けて手を差し出す。
「何がしかの役には立つだろう」
 それが思いの全てで、精一杯の気持ちだった。
 対して彼は何を考えたか。笑いたかったのか泣きたかったのか怒りたかったのか、佐助の表情が僅かに動く。
 触れようとした瞬間に佐助は闇にとけてしまい、目を凝らしても影も形もなかった。
 思わずため息が出る。
「必ず戻れ」

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   最初は本当に純愛っぽく書けていた(と思う)のですが……。やっぱりズレた!
   文字の都合上、説明をほとんど入れられませんでした。
   困難な局面に立たされた主従。

   「佐助には代わりがいない」というのは、幸村にとっても真田にとってもです。




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