400字で花言葉
半 信 半 疑 (鬼灯)
夏樹とユキとハル 2012/8/27
「あーもう!今日も釣れねえ!」
ここ数日、何も釣れない日が続いていてうんざりしていた。潮目も水温も気象条件も特に問題はないはずなのに、釣れない。
夏樹は釣り人の間で実しやかに囁かれるジンクスを思い浮かべ、それはないと頭を振る。ジンクスはあくまでジンクスで、実際の効力は眉唾物だ。
「メシにすっか」
気分を切り替えたい夏樹の言葉に答えて、ハルがコンビニの袋を手に取った。
「はいユキ」
「これハルのだろ、ハルが食べろ」
「これすっぱい!ユキにあげる」
「なら買うなよ!俺ここんとこずっと代わりに食ってんだぞ」
「…もしかしてそれ梅干か?」
「そう、梅干チョーすっぱい」
「ユキ、昨日と一昨日とその前と、あとこないだの土日も梅干の食ったか?」
「確か食べてる」
たかがジンクスされどジンクス侮るなかれ。釣りに梅干は厳禁だ。
そんな理由でと思わないでもないが、事実は事実。師匠としては教えておくべきだったと、夏樹は深く溜め息をついた。
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どこまで本当かわからないけど、そういうジンクスがあるそうです。