250字で花言葉



繊 細 な 美 (芙蓉)
幸村:戦国 2011/11/10


 ふらりふらりと蛍が舞う季節になった。
 幼い頃は屋敷の外へ蛍狩り行ったこともあるが、成長した今となっては庭に迷い込む数匹を眺める程度である。
 蛍は人の魂だと、蛍狩りに連れ出してくれた下男が教えてくれた。
 青白く漂う淡い光を人魂に照らしたものらしい。
「俺もいずれ蛍になるのか」
 翌年その話を佐助にすると、何を馬鹿なことをと一笑に付された。
 曰く、人と蛍では数が釣り合わぬという。
 蛍狩りの翌々年には初陣をすませ、それから幾度も戦に出た。
「変わらず蛍は来るのだな」
 無邪気な自分がもうどこにもいないことだけわかっていた。

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   片方が出てこないと、文章をつなげるのが難しいですね。
   会話文ってすごく楽だわぁ。



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