250字で花言葉
我 が 祖 国 を 愛 す る(金蓮花)
幸村:戦国 2011/9/6
幾つになっても離れがたく。
離れたとしても何かにつけて思い出す。
そんな故郷が誰にでもあるはずだと信じていた幼心を、見事に否定してくれたのがこの男だった。
「忍にそんなのあるわけないでしょ」
「何っ、ないのか、佐助もか」
「主が変われば東へ西へってのが俺らだよ。強いて挙げるなら、里とか?」
「では上田はどうだ。ここは良い所だぞ」
「そうだね、山の作りも悪くない。忍には良い土地だと思うよ」
お前にとってはどうなのだ。
そう尋ねたい気持ちを堪え、この執着心のない男がいつか上田を離れがたく思うようになれば良いと願った。
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幸村というよりは、弁丸の頃の思い出話です。
佐助のいう「忍」には佐助自身もちゃんと含まれています。
でも弁丸はまだ小さいから、そのことには気づけていません。
今よりもずっと幼い佐助の、精一杯の“上田が好きです”アピールでした。