250字で花言葉
慰 め を 求 め る (オリエンタリス)
真田主従:戦国 2011/12/26
灯を落としてまもなく、障子の外で座り込んだ気配があった。
「ただいま、旦那」
帰還の言葉を発したきり、月明かりに透けて見える影は微動だにしない。
「どうした」
縁側では佐助が任務を終えた姿のまま庭を眺めていた。
「別に、何か言ってくれってんじゃないから」
目線を庭に向けたままの佐助から、低く小さく聞こえてくる声。
「そうか」
こちらが立ったままなのをいぶかしんでか、ようやく佐助が顔を上げる。
「俺も、お前に何かを告げようとしてここにいるのではない」
「……そうかよ」
それからしばらく、見るともなしに二人で庭を眺めた。
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任務から帰ってきました佐助。
何かあったときは、無意識に幸村に慰めを求めてしまう佐助です。
だって一番近くにいるのは幸村だから。