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250字で花言葉
博 愛 (ポインセチア)
夏樹 2012/11/29
高校生の懐事情は厳しい。そう好きに外食ができるはずもない。
夏樹を動かしたのは「いつか食べたい」と、食堂のディスプレイを見てユキが洩らした一言だった。
「すごいかき揚げだ!お兄ちゃん作ったの?」
かき揚げは手間がかかる分、宇佐美家でもめったに食卓にのぼらない一品だ。
揚げてから時間がたったせいで少々しんなりしてしまったが、さくらはそれでもおいしそうにかき揚げを頬張った。
「うまいか?」
「うん!」
今頃はユキも同じものを食べているだろうか。そう思うと、今まで苦いとしか感じなかったしらすの味も気にならなかった。
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同じ物を食べるってすごく好きなんです。
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