250字で花言葉



永 続 (コルチカム)
ユキ 2013/11/5


「もうすっかり秋だってのに」
 ハルが近所の小学生からもらってきた、薄赤い花が咲く朝顔の鉢。
 夏の風物詩だったはずの朝顔は、初夏から夏の盛りを過ぎさらに秋を迎えても、玄関脇で大きな花を咲かせていた。


「あれ」
 雪が降るまでこのまま咲いていたらいいのにと期待していた朝顔は、冬の風にあっさりすべての葉を落としてしまった。
「なんだ、枯れちゃったのかよ」
 毎朝「おはよう」と話しかけていた相手がいなくなり、少しだけ残念な気持ちで鉢を片づける。残された置き土産を封筒に入れ、靴箱の隅にしのばせることにした。
「また来年な」


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   朝顔とユキくんが書きたかった。
   種を植える=来年も再来年もずっと。



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