400字で花言葉



危 険 な 楽 し み (チューベローズ)
四季 2012/9/2


「ハル、俺は菓子選ぶから、ファンタのグレープ頼む」
「夏樹はグレープ?了解!」
 適当に菓子と飲み物を見繕い、今日は珍しく大人の余裕を見せたアキラに支払いを任せる。
 一足先に外で待っていたユキは、上機嫌な様子で店から出てきたハルに嫌な予感を覚えた。

「ハル、ファンタくれ」
「どーぞ!」
 歩きながら夏樹がプルタブに指をかけた瞬間。ユキは嫌な予感の正体を悟った。
「夏樹、待っ…!」
「ん?」
 ユキの制止は間一髪で間に合わず、缶から飛び出した中身が夏樹とそばにいたアキラに降り注ぐ。
 ユキとタピオカにも飛沫が飛んだがそれは位置的にほんの少しで、ハルはちゃっかりユキの後ろに隠れていた。
「・・・」
「・・・」
「グワッ!」
「俺、それこないだサイダーでやられてさ…」
「ユキ、もうちょっと早く言ってくれ」夏樹は呆然と呟いた。
「なんて災難だ」夏樹の隣でアキラは嘆いた。
(ここが外で良かった)ユキは口には出さず、心の中で思うだけに留めた。


------------------------------------------------------------------------------------------
   こういう悪戯も、ハルなら可愛くて良し!
   この後ハルは怒った夏樹に追いかけられて残ったファンタをかけられ、
   ユキはユキで「ユキ助けてー」ってまとわりついてきたハルのとばっちりをくらい、
   最終的に4人で「ベタベタする…」ってなればいいと思う!



TOPつり球