250字で花言葉



純 愛 (茶)
幸村:戦国 2011/11/29


 佐助は木の下で、光を避けるようにして立っていた。
 その姿に、佐助には代わりがいないのだと今さらながら思った。
 土壇場の今だからこそ身に染みて感じるのかもしれない。
「俺も一緒に行ってやる」
 連れて行けと、佐助に向けて手を差し出す。
「何がしかの役には立つだろう」
 それが思いの全てで、精一杯の気持ちだった。
 対して彼は何を考えたか。笑いたかったのか泣きたかったのか怒りたかったのか、佐助の表情が僅かに動く。
 触れようとした瞬間に佐助は闇にとけてしまい、目を凝らしても影も形もなかった。
 思わずため息が出る。
「必ず戻れ」

------------------------------------------------------------------------------------------
   最初は本当に純愛っぽく書けていた(と思う)のですが……。やっぱりズレた!
   文字の都合上、説明をほとんど入れられませんでした。
   困難な局面に立たされた主従。

   「佐助には代わりがいない」というのは、幸村にとっても真田にとってもです。



TOPBASARA