250字で花言葉



待 ち か ね る (山吹)
真田主従:現代 2012/5/16


 日に何度も「抱き上げろ!」と催促されるのも大変なので、踏み台を準備することにした。
「なあ佐助、あの雛が巣立つのはいつ頃だ?」
「孵ったばかりだからまだ当分は先だね」
「まだ先か、楽しみだな!」
 小学生になったばかりの主はここ数日飽きもせず、玄関扉の覗き穴からツバメの親子を見守っている。
「そんなに楽しい?」
「餌をねだるところが一番可愛いと思うぞ」
「ふーん」
 冷えたプリンを一匙すくう。
「はい、あーん」
 つられて口をあけた主は我に返り「子ども扱いするな!」と口を尖らせる。
 なるほど、幼いとは可愛らしいものである。

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   幸村と佐助の住んでる家の玄関前にツバメの巣がありまして、というお話です。
   二人の年齢が離れてる現代のお話は始めて書いたかも。
   現代だと幸村にどこまで尊大な口調をさせていいものか悩みますね…。



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