250字で花言葉
円 満 な 関 係 (ユリオプスデージー)
夏樹 2012/12/31
「どうだ夏樹、釣りにでも行くか?」
「行くかよ」
夏樹の不機嫌など何も気にしていないらしい父の誘いを、夏樹は即座に断った。
これまで大好きだった父の背中が、中心となり家族を支えてくれていたはずのその背中が、今は疎ましくてたまらない。
心が幼くて父を理解しきれていないだけのか。大人になれば父の行動に意味を見出し、全てに納得できる日が来るのか。
一生懸命考えてみても、その答えが夏樹には見えない。大人に希望なんてない。
でも一つだけ心に決めていた。
「俺は、アンタみたいにはならねえよ」
握った拳に痛いほど力を込めた。
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保と真理子さんのことを知った頃の夏樹はこんな感じじゃなかったのかと思います。
ある意味、思春期が全開です。